太らないために続けていること

食べても太らない体質になりたい!
太る体質の誰もが一度は夢見る願望ではないだろうか。20代の頃は一晩中飲み歩き、とどめにコンビニのビッグチキンカツ弁当を食べてすぐ横になろうが、体重になんら影響はなかった。それが年齢とともに代謝は落ち、食べた自覚がないのに着々と蓄積される体重。どういう訳か気付くと、背中や膝にまで贅肉が付いている。贅肉はおなかや太ももに着くものだという概念を、身をもってくつがえすという切ない事態になっている。天井の汚れがうっすら顔に見える時があるように、私の膝の贅肉も、角度によって顔っぽく見えてしまう事がある。人面膝といったところだろうか。こんな場所に肉が付くんだ、と我が身に起っている変化に感心すらしてしまう。
 しかも1キロ太ることは容易いのに、1キロ落とすとなると気が遠くなる程の労力を要する。歳とともに食べ物の好みが変化するという説は私には当てはまらない。50歳を過ぎても揚げ物大好き、マヨネーズ炭水化物大歓迎、ケンタッキーも焼き魚も、身よりも皮を愛している。最後の晩餐は?と聞かれたら迷わずとんかつのはしっこ!と言う。ただ一つ出来なくなったことといえば、牛脂を時下食い出来なくなったことくらいだ。どういう事かというと、私は北海道生まれなので、小さいころからよくジンギスカンを食べていた。肉を焼く前のジンギスカン鍋に牛脂を塗るのだが、その牛脂のかけらが甘みがあって好きだった。よく牛肉コーナーの横に「ご自由にお持ちください」とカゴに入れて積んである、白くて四角いあれである。若気の至りと言うべきか、旨い旨いと喜んで食べていた。安上がりだが痛々しいとも言える。そんな私だったが、今ではさすがに油の時下食いは出来なくなった。

 リンゴダイエットや置き換えダイエット、飽きるものや我慢するものはどれも長続きしなかった。もともと筋金いりの飽き性なのだ。ユーキャンで油絵セットを購入しても、リンゴ1個書いてやめてしまった。英会話のCDセットも、3枚聞いただけで拒絶反応で吐き気をもよおし押入れにしまった。アンパンマンにはまりミッフィーにはまりリラックマにはまり飽きて行った。どうにか飽きずに続けられるダイエットはないだろうか…数々の経験を経て、たどり着いた答えは何のことはない「運動」である。な~んだと思われるかもしれないが、楽して痩せる方法は52年探してもないのだから、この先もあまり期待できない。お金に糸目を付けないなら、手段はあるのかもしれないが、お金もない私は地道に手頃に行くしかない。そう気づいた私は運動を始めた。5年以上も前の事である。独り者の特権で、自分にかける時間ならたっぷりある。むしろ自分にかける時間しかない。ジム通いをした時期もあったが、お金をかけて運動するのが神々の遊びのようで貧乏性の自分に合わなくてやめた。空いた時間に外を歩き、家で毎日YouTubeを見ながら運動する。それが習慣になれば、逆に体を動かしていないほうが体が硬直していくようで調子が悪い。継続していくうえで無理をするのが一番いけない。だから決して無理はしない。その日の体調と気分によって10分の時もあれば30分のときもある。気持ちが乗った時は120分やる時もある。YouTubeで「mariness fit」は選択肢がたくさんあり、楽しく運動出来ておすすめだ。仕事でいやな事があっても、運動の息切れで気を紛らわせることが出来る。運動の後は、美味しい揚げ物とビールが待っていると思うと運動の原動力にもなる。こうして毎日コツコツと運動に励み、太りもしなければ痩せもしないという無難な結果に落ちついている私であった。

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